(中央日報)

 

習近平中国国家主席が北京冬季オリンピック(五輪)の面会外交を通じて中南米国家に相次ぎ巨額の投資を約束した。米国など欧米諸国の外交的ボイコットを無力化し、米国の「前庭」にまで勢力を広げるチャンスにしている。

7日、人民日報によると、習主席は前日アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領との会談で「中国-ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)フォーラムの開設を推進し、中国・ラテン運命共同体を手を握って建設しよう」と述べた。会見直後、フェルナンデス大統領はツイッターを通じて「中国から投資230億ドル(約2兆6400億円)以上を誘致した」と誇った。また、これに先立って5日午前には毛沢東氏の遺体を安置した毛主席記念堂を訪ねて参拝した。人民日報はこれに対して、フェルナンデス大統領が習主席と会見して「前日、中国共産党歴史展覧館を参観して党と人民が成し遂げた偉大な成就に崇高な敬意を表した」と伝えた。

エクアドルのギジェルモ・ラソ大統領も中国からの贈り物を受けた。ラソ大統領は6日、ツイッターに「(中国側と)負債問題を扱う公式会談を始めることにし、中国から3~5歳児のための250万回分の新型コロナワクチンの寄付を受けることにした」と公開した。

習主席は先月25日から6日まで20人の国家首脳級要人および国際機関代表に会った。この中でロシアのウラジミール・プーチン大統領だけが「会談(Talk)」に格を上げて差別化した。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長からモンゴルのロブサンナムスライ・オユーンエルデネ首相まで残りの19人は「会見(Meet)」に表記した。

投稿者 荒尾保一