[ロイター、IMF News Report(仮訳) 28日] – IMFは本日、アルゼンチンとの間で約75億ドルの融資枠を解除するスタッフレベルの合意に達し、同国の440億ドルの融資プログラムの第5回と第6回の審査を完了したと発表した。この合意はまだIMF理事会の承認が必要だが、壊滅的な干ばつによりアルゼンチンの経済環境は「非常に厳しい」ものとなり、6月末の財務目標が一部未達となったため、プログラム要件の一部が緩和された。IMFは、8月後半に理事会を開いて合意を検討すると発表した。IMFは声明で、3月の融資プログラムの第4回審査以来、アルゼンチンの経済状況は、輸出と財政収入に大きな影響を与えた干ばつの予想以上の影響により、非常に厳しいものとなっていると述べた、また、「政策の齟齬や遅延もあり、それが強い内需と貿易収支の悪化につながっている」と付け加えた。

投稿者 宍戸和郎