[ブエノスアイレス 22日 ロイター] – アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)が22日発表した第1・四半期の前年比成長率は1.3%と、2020年終盤以降で最低の伸びにとどまった。歴史的な干ばつに見舞われ、農業生産が打撃を受けたことが響いた。

前期比成長率は0.7%。失業率は前期の6.3%から6.9%に上昇した。

通貨ペソ下落が続くアルゼンチンでは、中央銀行の下支え介入で外貨準備も目減りしている。一方足元では、こうした介入資金が需要を刺激するという思わぬ効果も発揮。あるエコノミストは「中銀が市場に約60億ドルを注ぎ込み、これは間接的に第1・四半期の需要維持に寄与し、干ばつのショックを和らげた」と指摘した。

ただこの先はマイナス成長に陥るとの見方が多い。干ばつの全面的な悪影響が表れてくる上に、10月の大統領・議会選を控えて政治的な不透明感も広がっているからだ。

別のエコノミストは「第1・四半期を最後に、しばらく前年比のプラス成長は見込まれない」と述べた。

投稿者 宍戸和郎