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アルゼンチン 牛肉輸出を30日間停止

【5月18日 AFP】世界有数の牛肉輸出国であるアルゼンチンは17日、国内の牛肉市場の価格上昇を抑制するため、牛肉の輸出を30日間停止したと発表した。すでに進行中の輸出については、例外が認められる。

中道左派のアルベルト・フェルナンデス(Alberto Fernandez)大統領は、大統領府で行われた会議で、牛肉業界の代表者らに今回の決定を伝えた。

 アルゼンチンの2020年の牛肉輸出は、約81万9000トンに上る。一方、国家統計局(INDEC)によると、同年の牛肉と牛革の輸出額は33億7000万ドル(約3700億円)と前年比で16.5%減少している。輸出先は主に中国、ドイツ、イスラエルとなっている。

牛肉業界団体は政府の発表に反発している。アルゼンチン農牧協会(ASRA)のダニエル・ペレグリナ(Daniel Peregrina)会長は17日夜、「われわれは直ちに団結して、この壊滅的な措置を全面的に拒否する」と語った。

アルゼンチン農牧連盟(CRA)もツイッター(Twitter)で、政府の計画を非難した。

投稿者 荒尾保一

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