[IMF News Report (仮訳) 20日] – 日曜日にアルゼンチンの大統領に当選したハビエル・ミレイ次期大統領は、自国のペソを捨て、米ドルを国家通貨として採用することを計画している。ミレイ氏の選挙運動での最重要提案は、ボロボロになった自国通貨を流通から外し、中央銀行の貨幣印刷権を剥奪することで、蔓延するインフレを根絶することであった。「中央銀行を閉鎖することは道義的義務である」とミレイは日曜日遅くに語った。「そもそも、マネタリーベース全体をドルに変換するには資本市場へのアクセスが必要だが、それがない」と、IMFの西半球部門長を務めたエコノミスト、アレハンドロ・ヴェルナー氏は語った。勝利後、ミレイは肥大化した政府を見直し、支出を削減し、経済をグローバル市場に開放し、石油会社YPFなどの国営企業を売却することを誓った。

投稿者 宍戸和郎