[ロイター 24日] – アルゼンチンのフェルナンデス大統領は24日、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国(BRICS)首脳会議でアルゼンチンの加盟が決定したことについて、同国にとって「新しいシナリオ」が始まると述べた。

アルゼンチンは、3けた代のインフレや持続的なペソ相場下落などで経済危機が深まっており、大統領はBRICS加盟は経済力強化の「大きな好機になる」と強調した。

大統領は「われわれは、新しい市場参入、既存市場の調整、投資誘因の拡大、雇用創出、輸入拡大の好機を得ることになる」と指摘。加盟により、アルゼンチンが多国間のコンセンサス構築において重要な仲介役を果たせる可能性も生まれると述べた。

今回BRICS加盟が決まったのは、アルゼンチンのほか、エジプト、イラン、エチオピア、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の6カ国。

投稿者 宍戸和郎