[AFP 19日] – アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領はこのほど、大統領府カサ・ロサダで新華社の単独インタビューに応じ、「一帯一路(Bele and Road)」共同建設に参加するすべての国が手を携えて前進することへの期待感を示した。

アルゼンチンが2022年2月に「一帯一路」構想に正式に参加したことについては、両国の関係を深める重要な一歩だったとし、「中国は協力パートナーを非常に尊重している。それが『一帯一路』協力に関する了解覚書に調印した大きな重要な理由だった」と述べた。

フェルナンデス氏によると、アルゼンチンは中国との関係を極めて重視している。「一帯一路」構想への参加はアルゼンチンと中国の関係深化を促し、両国間の双方向の投資と貿易を拡大する上で役立つほか、中国はアルゼンチンにとって名実ともに投資相手国となっており、中国の投資は雇用機会を提供し、同国と発展の成果を分かち合う投資となっている。

フェルナンデスはBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)がアルゼンチンを正式に招待したことについて、非常に光栄に思っているとし、これはアルゼンチンに重要な発展のチャンスをもたらし、拡大後のBRICSも世界でより重要な役割を果たすとの見通しを表明。今後はBRICSというプラットフォームを通じて、中国との協力を一段と広げ、深めていきたいとの考えを示した。

また、「中国とやりとりする際、いつもアルゼンチンに対する十分な尊重を感じられる」とし、「両国は互いに信頼し、高め合うパートナーだ。アルゼンチンが助けを必要とするとき、中国はすぐに手を差し伸べてくれ、両国間の友情は大いに深まっている」と語った。

そして、アルゼンチンは今年初め、深刻な干ばつに見舞われ、国の経済が大きな損失を被った時、中国が援助の手を差し伸べてアルゼンチンとの2国間通貨スワップ協定を結び、アルゼンチンが難局を乗り切るのを助けたとし、「私は中国に対し、特別な感謝の念を抱いている」と語った。

フェルナンデスは、アルゼンチンと中国の関係は健全な発展をみせるとともに、人々の心も一層通じ合うようになっていると指摘。増え続ける中国からの投資がアルゼンチンの多くの地方に雇用をもたらしているほか、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)で世界的にワクチンが不足する中、中国がアルゼンチンにワクチンを提供したことなどにより、人々の中国に対する好感度は向上し、多くのアルゼンチン人が中国を重要な協力パートナーと見なしていると語った。

さらに、アルゼンチンは豊かな観光資源にも恵まれ、中国人観光客を歓迎しており、アルゼンチンには未開発の観光資源が多くあり、中国の企業によるホテルや交通などの観光関連施設への投資も歓迎していると表明。「私は常に中国の人々の幸せを願っている」とし、中国が引き続き繁栄、発展し、世界各地の人々に福祉をもたらし続けることを望んでいるとした。

アルゼンチン・フフイ州に建設されたコーチャリ300メガワット太陽光発電プロジェクト。2020年9月に稼働を開始して以来、現地の電力負荷を大幅に緩和し、住民の日常的な電力需要を保障した(小型無人機から、2020年6月12日撮影)。(c)Xinhua News

投稿者 宍戸和郎